シックハウス対策

kemuri

子供がいる家庭、アレルギーを持っている方は、シックハウス対策は重要ですね。
私も喘息と鼻炎、アトピーも持っているため、住宅を建てるときにはシックハウス対策を一番重要としました。
アレルギーを持つ人が居なくても、シックハウス対策がされていない住宅に移り住む事で発症する事もあり、特に子供を持つ家庭は注意してみて下さい。
私もアレルギーがひどくなったきっかけは、子供の頃に移り住んだ新築住宅でした。

 

シックハウスとは?

2003年に建築基準法が改正され、新たにシックハウス対策が盛り込まれました。
住宅建材に使われる化学物質がアレルギー症状を引き起こしたり、頭痛など原因が不明な症状として現れる事もあるのです。
子供や主婦など家庭に居る時間が長い人がかかりやすい事から、住宅に使われる素材が原因だとわかってきたのです。

 

アトピーや喘息など明らかに分かるケースも多いのですが、頭痛やイライラ、目の痛み、吐き気、記憶力の低下、耳鳴り、不整脈など明らかにシックハウスが原因だとわからない症状もあります。
明らかにシックハウスだと診断するためには、原因となっていた家庭から一度離れてみて症状が改善し、また戻ったら悪化したという症状があれば明らかです。
また、業者に依頼してシックハウスの原因となっている物質の量を測定してもらっても良いでしょう。

 

住宅業者選びのポイント

新築住宅を建てるときには、必ずモデルルームに足を運ぶことをお勧めします。
私も実際に実行しましたが、建てて直ぐの方が分かりやすいです。
接着剤のニオイがしたら、シックハウスの原因となる素材を多用している可能性があります。

 

元々自然素材に理解がある業者、シックハウスに積極的な業者、アレルギーが起こりにくい住宅の実績が多い業者などを選ぶと良いと思います。
天然素材を使っているように見えても、接着剤に化学物質を使っていたのでは意味が無い場合もありますし、自然素材を使っても塗料を塗って有害物質が出てしまっているケースも見られます。
有害物質に敏感な方と一緒にモデルルームに行くことをおススメします。
住宅展示場は建ててから年数が経っていて、既に原因物質が揮発してる可能性もあり、あまり参考にはできません。

 

自然素材=安心では無い

自然素材を使っていると、シックハウス対策も大丈夫だろうと思ってしまいますが、実は必ずしも安全とは言えないのです。
先ほど紹介した接着剤や塗料の面もそうですが、それ以外に自然素材にアレルギーを持つ方も居るからです。
敏感な方や花粉症がある方などは、一度木材を取り寄せて家庭に置いてみる事です。

 

その他自然素材を使って見た目をナチュラルに仕上げていても、床下にシロアリ駆除剤を使っていたりもします。
見えない部分の薬品使用も気をつけたほうが良いです。

 

フローリングのワックスに注意

フローリングを採用する家庭が多いのですが、ワックス材には特に注意です。
小さな子供やペットは直接手で触れますし、素材に近い場所で過ごすため影響が起こりやすいです。
一般的にホームセンターなどで売られている商品は、化学物質を含んでいます。

 

個人的には、ミツロウやアウロワックスのような天然植物100%のものがお勧めだと思います。
アウロワックスのページも参考にしてみて下さい。
天然素材のワックスは通販でしか買えない事も多いため、買うのが面倒という場合は、お米をといだあとの水を利用しても良いです。
ぬかにはワックス効果があり、水拭きするときに利用しましょう。
また、私は無添加の植物オイル100%のスキンケア材を、水で薄めて床の拭き掃除に使ったりもしています。

 

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私はこのオイルを薄めて使う事もあります。
価格が安く植物オイル100%のアスカ商品なので。

 

24時間換気は必須

シックハウスの建築基準法が導入されてから、換気が必須となりました。
住宅を建てるときには24時間換気が付けられていると思いますが、絶対にスイッチを止めてはいけません。

 

換気システムによっては、冬に寒い住宅となってしまう事もあり、寒冷地では注意してみて下さい。
冬に屋外の寒い空気がどんどん入ってきてしまうと、暖房効果が薄れてしまうのです。

 

 

古い家に住んでみる

シックハウスは新しい家から発生するもののため、あえて古い家に住んでみるという方法も良いです。
シックハウスがかなり酷い人は、築年数が高く、内装を変えていない住宅を選ぶ事もあるそうです。
幸い私はそこまで敏感に反応しませんが、人によっては他人が付けている洗剤などの化学物質でもダメという人も居たりします。
私も、香りが付いた柔軟剤はダメですね。

 

ある程度年数が経っていると、シックハウスの原因となる物質が使われていても、揮発している可能性が高いのです。
賃貸住宅を借りる場合でシックハウスに気をつけるなら、あえて壁紙や床板を張り替えないように言って見ると良いと思います。
住宅を建てるときには、古い住宅を選びリフォームして住みなおす方法もおススメです。
その時はもちろん、壁や床などには化学物質を使わない事。