クロスの選び方

居間や廊下などのクロスを織り目柄のクロスにしました。表面がデコボコしているので、ツメでクロスを引っ掛ける事がよくあります。
その時少し、クロスが剥がれてしまいます。
あまりつるっとした感じのクロスをリビングに使用しても味気無いですが、多少は考慮した方が良さそうです。

 

 

クロスは昼間見る感じと、夜電気を付けた感じでは印象は変わってきます。
近くでクロスを見ると全体的にベージュかかったクロスですが、夜電気を付けるとかなり白く見えます。
証明に使われている蛍光灯には白っぽいタイプと、暖かい白熱灯のようなオレンジ系統の2種類がありますが、白っぽいタイプを選ぶとクロスも白く浮いてしまうようです。
温かい感じにしたい時は、クロスをちょっと濃いかなと思うベージュにして、蛍光灯の電気の色も白熱球タイプにすると良いと思います。

 

 

タバコを吸う家庭でクロスが黄ばむのを気にして、クロスをベージュ色にする場合があります。
我が家でもナチュラルな感じにしたいのと、タバコを吸うのでベージュにしたのですが、最近の家は24時間換気が付いている事が多いのでそれほど気にすることもないと感じました。
24時間換気が有るのと無いのではクロスの汚れ具合も違ってくるように思えます。
子供やペットのいる家庭では壁紙が意外と汚れるのであまり白すぎない色を選ぶと良く、織り目模様などのデコボコしたタイプのクロスだと汚れが間に入り込んで落としづらいです。
今後汚れが付く事が考えられる場合には、予めふき取りやすい素材や柄を選ぶと良いと思います。

 

 

玄関や居間などの家族が共有するスペースにはシンプルなクロスを選ぶ方が良いと思います。
柄が入っていない無地タイプにすると、家具を入れたときにうるさい印象にならず落ち着いた住まいにする事ができます。
壁のクロスと天井のクロスは同柄でも良いのですが、天井のクロスを少し明るめにすることで広がり感がでて良いと思います。
逆に落ち着きがある感じにしたい和室などでは濃い目のクロスを選んでみる方法もあります。

 

 

壁紙を張るときに使われる接着剤がシックハウスの原因となる事もあるので、アレルギー体質のある人は注意が必要です。
賃貸住宅などではシックハウス対策を行うことは少ないため、内装を新しくした賃貸住宅ではアトピーなどが強く出てしまいます。
私も壁紙を張るときに使われる接着剤には弱く、喘息やアトピーなどがひどくなってしまう事がありました。
アレルギーが有る場合は、壁紙にクロスなどを選ばないで、自然素材で出来ている珪藻土などの塗り壁にしてしまう方法もあります。
クロスにする場合は壁紙に使われている素材を工夫する事も出来ます。
珪藻土や竹炭が入っているタイプでは、消臭効果や湿度を調節してくれる効果などが期待できます。
和室などでは和紙が使われている天然素材のものを利用すると良いでしょう。

 

天然素材を利用しているクロスではビニールクロスとは違い汚れが落ちにくい欠点があります。
アレルギーが起きにくい素材を使う事も大切ですが、汚れが落としにくいとメンテナンスの面で悪く長持ちしないクロスになってしまう可能性もあります。
珪藻土などでは汚れた部分を削り落とす事が出来、ホームセンターなどでDIY用の珪藻土も売られていますから部分的に補修する事も可能です。
リビングやホールなどでは同じクロスを使う事が多いので、一部分だけ取り替えるのは難しい事もあります。

 

 

壁をクロスなどで仕上げず、塗装で済ますのはアレルギーのいる家庭ではお勧めできません。
エコロジーで自然素材から出来た塗料もありますが、一般的な化学合成物で出来た塗料では有害物質が放出される事になります。
壁が塗装されている賃貸に住んだことがありますが、臭いがきつくアトピーや喘息などがひどくなったことがあります。
自然塗料にはAURO、LIVOS、ミルク塗料などを用いると良いでしょう。