システムキッチンの選び方
インテリアにもその時代によってブームやトレンドが存在しておりますが、高価なキッチンやインテリア設備を簡単に変更する事は難しいのでそれ程移り変わりは少ない方です。その中でもデザイン性を重視しているのがキッチンで、体面キッチンやアイランドキッチンなど家族との関わりを重視したキチン形状が人気です。
今までのキッチンは裏方の要素が強かったのですが、最近のキッチンの傾向は見せるオシャレなキッチンです。
キッチンが大きく変わったのはシステムキッチンが導入されるようになってからです。
見た目だけでなく、キッチンのサイズ、機能面からしても充実しており、輸入住宅では高級とされてきた輸入システムキッチンが導入されている事もあります。
最近ではキッチンと言えばシステムキッチンが一般的になってきており、価格も随分と安くなってきましたので新築住宅を考えている人だけでなく、リフォームを考えて居る人にも利用されています。
ショールームやシステムキッチンのカタログを見れば真新しいシステムが搭載されており、目移りしてしまうほどたくさんの種類があります。
最近では雑誌などでもオープンキッチンが採用されていたり、住宅展示場などでも多くのハウスメーカーではオープンキッチンにされている事が多いようです。
実際にオープンキッチンを希望され、新築住宅でそのようなキッチンにする人は多いようで、逆に独立したキッチンなどは減っている傾向にあります。
対面式のキッチンは閉鎖された空間ではなく、洗い物や料理中でも家族の存在を確認することができるので、孤独な作業とは無縁です。
また、家族とおしゃべりしながら作業を行なったり、一人で居る時でもテレビを見ながらなど楽しく行う事が出来るようになりました。
小さな子どもを持つ家庭では、キッチンで作業を行なっていても子供に目が届く事から採用する家庭が多く、住宅を建てる世代の若者達に人気なのです。
キッチンが対面式になっていないタイプのキッチンでも、ダイニングとの境目に手づくりカウンターを設置するなど工夫をしている家庭も多いようです。
若い世代が読む雑誌などで事例が掲載されている事があり、普通のキッチンをカウンターでカフェ風に仕上げているオシャレな家庭が掲載されています。
朝食などの簡単な食事ならカウンターで行なう事も出来、料理を行なっている時にはちょっとした料理の置き場所にもなるので便利です。
対面式のキッチンは雑誌などでも取り扱われる事から最近では大変人気ですが、欠点もあることを知っておかなければなりません。
リビングとキッチンが直接繋がっている為、においや煙が部屋中に広がってしまう事です。
個室であるキッチンではにおいが他の部屋に移る事は避けられますが、対面キッチンだと換気扇を回してもなかなかにおいが抜ける事はありません。
しかし、このデメリットも解消する方法があります。
壁紙ににおいを吸着する効果のある珪藻土や炭が配合されている壁紙などを利用すると、におい取りの効果があります。
また、最近では24時間換気を行なう事で室内の化学物質の濃度を薄める働きの他、においを外に追い出す働きもあるので対策を行なえば体面キッチンのデメリットは解消されます。
対面キッチンでもコンロ付近は壁を作っておく方が良さそうです。
油のはねは壁紙や家具を汚す可能性が高いので、コンロの上の天井に直接換気フードが付けられているタイプも避けた方が良いでしょう。
しかし、ＩＨクッキングヒーターでは油のはねや飛び散りを防ぐ事が出来るので、アイランドキッチンなどでも問題が無いと思います。
対面キッチンのデメリットはリビングから丸見えだという事もあります。
オシャレで機能的なオープンキッチンですが、カウンターを有効利用できずに電話の置き場所や物置と化している場合もあります。
手軽に物が置ける場所にキッチンのカウンターがあるので、ついつい物が増えてしまいオシャレなキッチンとは無縁になってしまうようです。
キッチンカウンターをオシャレなバーのようなオープンカフェタイプの利用方法が出来ていれば良いのですが、実際はこのスペースを有効活用でき無い事が多いようです。
またオープンキッチンはリビングから丸見えになっている為、常に片付けなければならない気持ちが出てきます。
最初はそれがよいプレッシャーとなって片付いていますが、次第にそれが重荷になってしまってストレスの原因となる事もあります。
食事を行なったら直ぐに食器を洗い、片付ける習慣が付くのは良い事ですが、1日に3回もこの作業を行なわなければならない場合は重荷になる事もあるのです。
解決する方法は、食器洗い洗浄器がシステムキッチンに備え付けられている事です。
ビルトイン式の食器洗い機は食事が終わった後に、食器を中に入れてスイッチを入れるだけなので急がしい主婦にも喜ばれています。