風水と家相の違いとは

一般的に家を建てる時には家相を用いると思います。
家相とは中国伝来で陰陽五行(おんようごぎょう)説に基づき、家の位置・方角・構造などから、その家に住む人の吉凶を判断する方法です。
家相は、日光や風の流れ、大地のエネルギーなど自然の恵みを住まいに取り入れようとする生活の知恵でもあります。
また、家相には「~してはいけない」「~は凶」といった条件による禁止形の指示が多く見られるのも特徴の一つです。
例えば、玄関は家相で良いとされているのは、東南で日当たりが良く、幸せや金運が入り込みやすいように明るい玄関が良いと言われています。
また、家相で鬼門とされるのが北東で、裏鬼門は南西です。
鬼門には水まわりを置くことは良くないといわれていますが、これは浴室などが日当たりが悪く寒い北東に置かれていると、寒暖の差が激しく心筋梗塞などのリスクが高まる理由もあります。
家相にはそれぞれ意味があり、トイレなどでも寒暖の差で心筋梗塞を起こしやすいという理由もあり、不浄なものは太陽の光で殺菌するという意味から寒くて日当たりが悪い北東は避けるようです。

 

 

 

一般的な意味での風水とは、地理的な状況を指す言葉です。「気は風に乗れば散らばり
水に界(へだ)てられれば止まる。
古人はこれを聚(あつ)めて散ぜしめず これを行いて止めるあり ゆえに、これを風水という」。
風水の本質は、気を操ることにあり、「風」をあやつり「気」の流れを用いることにより、運気を上げるというものです。
風水と家相の違いとは、風水が気の流れや気の取り入れ方という視点で考えられているのに対し、家相は吉の条件の凶の条件のいずれに当てはまるかを、各部屋ごとに細かく分析・判断するところにあります。
風水は元々中国からやってきたもので、中国が採用している東洋医学でも気の流れは重要とされており、血の巡りや気の流れが滞ると病気になると言われています。
現在日本で利用されている風水は中国の風水とは多少異なり、家相を用いて作られている家相も多数存在しています。
いわば占い的な要素の風水が多いように思えます。
本来の風水は地勢や方位、地脈を重視し家を建てる場所や墓を造る場所などを決めるものです。
一方、家相は家そのものや敷地を整えていくという方法です。
家相によって間取りや方位を決めていくと、自然に陽当たりが良く、風通しが良い暮らしやすい住まいになり、家族の安定・繁栄・発展・成功などの幸せにつながっていくのです。
風水や家相を診断するということは快適な生活を送るための先人の知恵でもあります。
家相や風水をインテリアや間取りに取り入れる事は気持ちよい暮らしやすい生活を手に入れる為に必要な事ですが、あまりこだわりすぎるとかえって暮らしにくい間取りになってしまう可能性もあります。
基本的な要素だけを取り入れる、自分が気になっている要素だけを採用するなど、あまり気に過ぎないのもゆとりの有る生活を送るためには必要です。

家相人気本

東洋医学とは

東洋医学

 

『伝統中国医学』より : 伝統中国医学とは、中国において、主に農民族によって発展させられ、朝鮮半島や日本にも伝わってそれぞれ独自の発達を遂げた伝統医学の総称。英語の”Traditional Chinese Medicine: TCM”の訳語。日本においては、東洋医学(とうよういがく)と呼称されることが多いが、これは日本に限定された医学であり、中国から見ても東洋医学は日本の伝統医学を指す。
中医学:中国における伝統的医学の呼称であるが、中国医学全体を指す。日本で中医師の資格は使えないため、これをおこなうのは基本的に医師である。鍼灸師が中医学的な鍼灸を施す場合は、これを中炎と称す。伝統的医学としては新い療法を伝えているが、思想的には 毛沢東の思想が反映された形ある相対論であり、日本人のフィーリングを大切にできるほど自由な発想が許されている。弁証論治なども日本人が思っているほど新しいものではない。現在の中医学は、中国において統一教育が必要になった1959年を皮切りとし、文化大革命の時期を中心として展開された新しい理論である。

 

 

(WIKIPEDIAより抜粋)