回遊式のアイランドキッチン
アイランドキッチンはオシャレな外観のため、採用を検討している方も多いと思います。
魅力的なキッチンではありますが、メリットとデメリットをよく比較し、その家庭に適しているタイプか見極めた上で導入することをおすすめします。
大人数が一度に料理を出来るようにしたのが、アイランドキッチンです。よく、料理教室などでも見かけますが、回遊式のためどの位置に立っても料理ができるのが魅力的です。
キッチンの反対側で料理もできますし、配膳を行ったりもできます。
人と人とが重ならないため、２世帯家族で主婦が２人いる際に便利ですし、子供と一緒に料理なんかも楽しめてしまいます。
姑さんに遠慮して、お嫁さんが冷蔵庫まで行けないという話を良く聞きます。
アイランドキッチンの場合、同じ場所で料理しなければならない事は無く、更に回遊式のためぐるっと回ればお姑さんを気にする必要がなくなります。
また、回遊式はどの位置からも最短距離で移動できるというメリットもあります。
デメリットとしては、油はねや料理中の汚れがリビングに入り込みやすいことです。
壁がなく完全にオープン形式のため、どうしても油が飛び散りやすいです。
油の問題がある際には、コンロ前だけ透明のガラス板などで仕切るなど工夫してみると良いでしょう。
完全にオープンでちょっとした板なども設置されていないため、キッチンがとても散らかって見えます。
家族によって食事の時間帯が違っていると、配膳した料理がいつまでもキッチンにあることになり、雑然とした雰囲気を出してしまいます。
また、片づけが苦手の人もダメですね。
調理後は、ビルトインの食器洗い乾燥機に食器を入れてしまい、簡単に片づけを済ませる方法がおすすめです。
オープンキッチンだからと言って、「直ぐに片付けないと」と思っていると、それがストレスになりやすいですね。
私の家は完全オープンでは無い形のオープンキッチンですが、手元が隠れているためあまり片付けのストレスは無いです。それでもクローズドタイプに比べると、綺麗を保ちたいため片付けの習慣が付きました。
・片付ける習慣を付けたい
・片付いていないと気持ち悪い
これらのタイプの方にはおすすめですが、収納が下手で食器洗いも嫌いと言う人は、工夫する必要があると思います。見せる収納を楽しんだり、食器洗い乾燥機で手間無くするかたは、良いかもしれません。
これは、通常のキッチンと異なり、四方が壁に囲まれず通路となっていますから、ある程度のスペースのゆとりが必要となります。アイランドタイプにしたことによって、部屋が狭くなってしまわないように・・・
また、せっかく回遊式にしたのですから、通路は余裕を持たせたいもの。
ダイニング＋キッチンのスペースでは10畳程度のスペースが必要となります。